サラ金に支払ってもブラックリストが消えないのは何故!?
消費者金融やクレジットカードのサラ金の支払いを、3ヶ月以上延滞するとブラックリストになります。
延滞を解消してから、1年間はペナルティとして延滞解消情報がのります。
延滞解消情報もブラックリストとなりますので、融資の審査に影響します。
1年間しっかりとサラ金に遅れずに支払うことができれば、晴れて信用情報が正常に回復します。
これでブラックリストは消滅します。
ずっと支払っていない借金はどうすれば消える!?
▷ まずは・・・
サラ金に延滞していた利息を支払えるのか?という問題になると思います。
支払えるようになったのであれば、溜まっていた損害金以上の支払いをして、そこから1年遅れずに支払いすれば、1年後にはブラックリストは解消されます。
▷ 次に・・・
サラ金に対して、支払いはできるようになったが延滞していた利息まで払うのは難しい?という問題になります。
その場合は、債務整理を検討する必要があります。
上記でも説明しましたが、それなりの信用情報のペナルティはあります。
ですが、その条件をクリアすれば信用情報は回復するのです。
▷ そして・・・消滅時効!
サラ金に対して、最後に支払った日もしくは最後に取り引きした日から5年以上経過していれば、消滅時効で解決することができます。
借金には時効があり、消滅時効の援用手続きを取れば、借金を消滅させることができます。
借金が消滅するということは、信用情報のブラックリストが消滅するということになります。
時効で解決できれば、人生のリスタートができます!
但し、時効期間が短縮することはないので、5年以上経過していることは最低条件となります。
※信用金庫、保証協会、住宅金融支援機構の時効は、5年ではありません。
会社ではないと判断されますので、商事債権にはならず時効期間は10年となっております。
※信用金庫、保証協会の時効期間は10年ですが、借主が事業主(商人)だった場合は、商事債権とみなされ時効期間は5年となります。
『時効とはいっても、5年以上経過していれば勝手に時効が成立するわけではありません。』
消滅時効の利益を受ける者として、借主から消滅時効の援用の意思表示をしないと時効を成立させることはできません。
弁護士や司法書士に、消滅時効の意思表示の手続きをしてもらうことことで時効を成立させることができます。
但し、時効が中断することもあります。
時効が中断していれば、消滅時効の援用をしても全く意味はありませんのでご注意ください。
時効の中断とは?
サラ金の借金に時効はありますが、時効が中断することも法律で定められています。
1.サラ金や債権回収業者(サービサー)等の債権者が裁判所に支払督促や訴訟を申し立てすれば、時効期間が10年延長します。
2.サラ金や債権回収業者(サービサー)等の債権者が裁判所に差し押さえの手続きをすれば、時効期間が10年延長します。
3.サラ金や債権回収業者(サービサー)や債権回収の代行する法律事務所等の債権者に借金の事実を認めた場合は、時効期間が5年延長します。
連帯保証人からも消滅時効援用は可能です!
消滅時効の援用ができるのは、基本的には主債務者になりますが、連帯保証人からも消滅時効の援用が認められています。
連帯保証人から消滅時効の援用手続きをする場合は、主債務者と連帯保証人の両方が時効の中断事由に該当していないことが条件となります。
連帯保証人が主債務者の借金を支払えず、自己破産するケースは少なくありません。
時効の可能性があるのであれば、連帯保証人から消滅時効の援用をしましょう。
相続人から被相続人の借金の消滅時効援用は可能です!
被相続人の借金が数年経ってから急に判明したという話は少なくありません。
当然に数年も経っているので、今更相続放棄もできず、被相続人の借金で相続人が自己破産することも少なくありません。
ですが、時効の要件を満たしていれば、相続人からサラ金等の債権者に対して、被相続人の借金の消滅時効の援用をすることができます。
時効が成立すれば、借金が消滅しますので自己破産をしなくてよくなります。
但し、相続人全員が消滅時効の援用手続きする必要性はでてきます。
裁判所から支払督促や訴状が届いたら、無視をしてはいけません!
時効の中断の説明をしましたが、裁判手続きを無視すると時効は中断します。
時効が中断すれば、消滅時効の援用手続きを取っても全く意味がありません。
また、支払督促の異議申立書や訴状の答弁書には提出期限があります。
債権者に自らすれば時効が中断しますので、速やかに弁護士、司法書士に相談しましょう。
『借金を5年以上支払っていない方は、時効が中断する前にすぐに専門の法律事務所に相談してください!』
最後に・・・
『ブラックでもサラ金から借りれるところ』を探す前に、自分の状態を見直すことはできましたか?
全ての方に当てはまるわけではありませんが、少なからず当てはまる方はいてるはずです。
支払っていないのであれば、それなりのペナルティがあります。
それは、しっかりと受け止める必要があります。
ただ、その中でも消滅時効の援用という救済措置があったりもするのです。
消滅時効が成立すれば、借金問題から開放されます。
『ブラックリストの消滅方法は理解できましたか?このサイトが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。』